子供の性格や未来の在り方は9割が親の接し方で決まる
結論から言えば、子供の性格や将来は親の接し方で決まります。
一般的には経済力が重要と思われていますが、経済力はあまり重要ではありません。
わかりやすく言えば、どれだけ貧乏な家であっても人格者は育ちますし、どれだけお金持ちの家でもならず者は育ちます。
また、どれだけ貧乏な家であっても医者、プロスポーツ選手、芸能人、上場企業の社長になることはできますし、どれだけお金持ちの家に生まれても貧乏に転落することもあります。
子供が良い行動ができるようにする為には、その行動の素になっている情報とその関連付け、わかりやすく言えば知識や思考を、良い行動を行う形に誘導・確立させていくことが大切になります。
そしてその為には親(これからの親やその親と接する人間も含む、つまりは全ての人々)が人間の成長の仕組みを正しく理解する必要があります。
たとえば、条件、反応利用、認識的合理的行動などをキチンと理解することで、以下の方法が大切になることが理解できます。
・させたいことは快感と関連付ける
たとえば、子供がしてほしいことをしたら褒める、報酬を与えるなど
一例として、おもちゃの片付けをキチンとしたら褒める、勉強を頑張ったら褒める、手伝いをしたらお菓子をあげる、遊ぶ時間を決めてそれを守れたら行きたいと言っていた場所に連れて行ってあげるなど
・させたくないことは不快と関連付ける
この際「怒る(叱る)」のではなく、それが自身にとってマイナスであることを理解させる
たとえば、悪い言葉を使ったら無視する(その後に良い行動をしたら褒める)、落書きしたら自分で掃除させる、いたずらをしたらおやつを1回抜きにする、お店で走ったら他人にお願いして怒ってもらうなど
※上記はあくまで関連付け理解の為の一例であり、実際には状況に合わせたもっと奥深い対応が必要です。
たとえば、子供がお菓子を欲しがってスーパーで泣き叫ぶ場合、それを無視したり他人に叱ってもらっても余計に泣きわめくだけで解決しません。
この場合は相手の知能レベルに合わせて「それじゃ○○できたら買ってあげる、できなかったら次回ね?」「それじゃ代わりに(名前)が○○買ってくれる?」「今日はお菓子を買う分のお金を持ってきてないから今度ね」「今日それ買ってもいいけれど、そしたら○月までは何も買わないけどいいの?」のように、相手が理解して納得できる内容を伝えることが大切です。
補足として、子供がお菓子を欲しがってスーパーで泣き叫ぶのは、泣き叫ぶことが有効だと考えているからであり、そうするのは親のこれまでの接し方に原因があります。つまり、「子供がお菓子を欲しがってスーパーで泣き叫ぶ」ようにならないように育てることが大切です。
親が物事を正しく捉える
また、親が子供に良い教育を行う為には、親自身が物事の道理を正しく理解できるようになる必要があります。
たとえば、子供がコップの水をこぼした際に叱ったり大げさに驚いたりする人がいますが、コップの水をこぼすこと自体は別に悪いことではありません。
もし良い悪いを決めるのであれば、それによって「コップが割れる」「水がなくなってしまう」「床が濡れて腐ってしまう」「他人に迷惑をかけてしまう」などのマイナス面=悪いであり、それらがマイナスにならないのであれば問題ない、ということになります。
・コップが割れる ⇒ 割れなければ問題なく、割れる可能性が問題なら割れた時の危険さやコップの扱いに気を付けるように伝えればよい(怒る必要はない)
・水が無くなってしまう ⇒ 水が貴重で高価であるなら大切にするよう(気を付けるよう)に伝えれば良い(怒る必要はない)
・床が濡れて腐ってしまう ⇒ すぐに拭くように伝えればよい(怒る必要はない)
・他人に迷惑をかけてしまう ⇒ 迷惑をかけてしまった相手に謝ったり賠償するように促せばよい(怒る必要はない)
たとえば、子供は転んだとしても本来は泣いたりはしません。
子供が転んだ時に大げさに騒ぎ立ててそれがあたかも悪いかのような態度で子供に接してしまうと、子供はそれが大変なことだと認識してしまって泣いてしまいます。
その為、子供が転んだとしても落ち着いて冷静に安否を確認し、「次からは気をつけて歩こうね」と優しく話しかけることが大切になります。
子供の幸せを考える
大切なことは子供が幸せになることであり、幸せになるためにはどうしたらいいかを考えることです。
結論的に言えば、幸せかどうかは「経済力」「物」「学歴」「付き合う人」などで決まるわけではなく、「感じ方」で決まります。
貧乏でも、物がなくても、良い大学を出ていなくても、芸能人と付き合いしていなくても、幸せになることはできます。
大切なことは、子供が幸せに生きられる感性を育てることです。
⇒ 心が豊かになるようにする。怖がったりイライラしたりする性格にならないようにする。
ただし、全ての人がこの考えを持てるわけではありませんので、すでにある不快(悪)にも対応できるだけの能力は備えさせてあげることが大切になります。
わかりやすく言えば、ある程度の知能、知恵、知識や、社会的評価=比較されやすい評価や能力などは身に付けさせてあげることが大切になります。
この際、経済力が無くても「将来的に何が重要か=重要性の見極め」と「お金をかけずにそれを取得する為にはどうすれば良いか=方法を知る」ことで、子供の将来において重要な能力を伸ばしてあげることは可能です。
たとえば、子供の将来において身体能力の重要性が高い場合、「小さいころから外で一緒によく遊んで身体を動かすことの楽しさを学ばせる」「筋トレさせる」「無料の動画でダンスの練習をさせる」などをすれば、ある程度の身体能力を手に入れることはできますし、
たとえば、子供がサッカーをやりたいと言った場合、「お手製のゴールを作って家に設置する(広場に持っていけるようにする)」「サッカーがしたい子供を集めてチームを作って練習する」「子供たちの為に無償でサッカーを教えてくれる大人を探す(将来的に一流選手になったら年棒の1割を渡すと言う契約でも可)」などをすれば、サッカーボール1個買うだけである程度のレベルを目指すことは可能です。
これらのように、経済力は重要ではなく、重要なことは「どうすれば子供の将来をサポートできるか?」を考えてあげることになります。
子供たちにより良い教育を提供する
子供たちが幸せに生きるためにも絶対に学んでおくべきことがあります。
それは「他人に対する認識の仕方」と「他人との接し方」です。
「他人に対する認識の仕方」
多くの人は不器用で、意図せずに他人を傷つけてしまうことがあります。
全ての人が相手の背景を考えられるようになれば、相手を好きになりやすくなって友達ができやすくなりますし、他人に対する言い方を気を付けるようになって嫌な気持ちになる人が少なくなります。
他人にはどういう背景があるかを学べる場、背景についてお互いに話し合える場があれば、子供たちはより上手に人と付き合うことができるようになるでしょう。
「他人との接し方」
どうやって接すればいいかがわからないから、傷つけるような接し方をしてしまう。
大切なことはあなたの希望を相手を不快にさせないように通すことです。
そしてその為には他人との接し方を学ぶことが重要になります。
全ての人が適切なコミュニケーション、適切な会話方法、適切な「言い方」を学ぶことで、全ての人が不快になることなく自分の希望を叶えることができるようになるでしょう。
これらは学校の授業の一環として取り入れることが有効になると考えられますが、どのような形態にするかは国の機関と話し合って慎重に決める必要があります。
なお、現時点では資金がどれほど必要になるかわかりませんので募集はしていません。